SourceCast 2.0.1 Release Notes

Table of Contents

概要
拡張機能
変更機能と対策
対応中の既知の問題

概要

CollabNet 20029月に SourceCast の最新バージョン 2.0.1 をリリース致しました。

以前のリリース

最新のリリースバージョン SourceCast 2.0.1 は SourceCast 2.0.0 の更新バージョンです。 SourceCast 2.0.1 は以前のバージョンからの変更と新しい機能が搭載されています。このリリースノートはSourceCast 2.0.1 だけではなく下記のリリースバージョンのリリースノートも記述されています。

現在の御社サイトのアップグレードやこのリリースノートについての詳細は、CollabNet Japanまでお問い合わせ下さい

下記表は以前のバ−ジョンでリリースされた機能の一覧です:

リリース 機能
1.1.0

操作性とパフォーマンスの改善

CollabNet は SourceCast のホステッドサービスの操作性とパフォーマンスに関して大きな改善を行いました。 SourceCast 1.1.0 では共有ファイル、キャッシュやデータアクセスを向上させるネットワークファイルストレージを拡張しています

  • ロードバランシングシステムに対するクラスタデータの共有化
  • フェールオーバシステムの構築
  • 常時データ同期
  • バックアップ処理の改善
  • プライベートネットワ−クへのアクセス

CVS バージョンのアップデート

SourceCast  1.1.0 は CVS (version 1.11p1) を利用します。以前のバージョン CVS version (1.11) に比べて機能的に大きく向上しています

1.2.0

システム拡張

  • 低速回線への接続 - 56K モデムのサポート
  • 新キャッシングメカニズム
  • JVM クラスタリング
  • Cert/ACL セーフティネット

課題追跡システムの再構築

  • パフォーマンスの向上
  • API
  • データマイグレーションテストの追加

管理タスクの簡素化

  • プロジェクト情報の単ページ表示
  • IssueZilla バグメーリングリスト名の変更機能
  • プロジェクトへの複数カテゴリの割り当て
  • 既存ロールのコピー
  • 大量のユーザの追加・削除
  • ロールのカスタマイゼーション機能の改善
  • ライセンス管理
  • プロジェクト向けロール/リソースの設定
  • 新ユーザへのEmail の送信選択機能
  • 複数ユーザの同時削除

プロジェクト機能の拡張

  • スタートページへのプロジェクトの追加(プロジェクトの監視)
  • ネストされたプロジェクト、グループ、カテゴリが可能

ユーザインターフェイス

  • 新ヘルプ、レイアウト
  • HTMLページのリビジョン管理
  • プロジェクトドキュメント- ドキュメントファイルの移動が可能 (Windows操作)
    • ドキュメントファイルのアップロード/ダウンロード操作を統一
    • フォルダ表示領域の拡大(2ペーン)
  • プロジェクトニュース
  • カスタムロールの表示
  • ログインコマンドを右上にシンプル化
  • 左ナビゲーション領域へのコマンド集中表示
  • マイプロジェクトページへのタブ操作導入
1.3i.0 SourceCast 1.3i.0 は国際化(多言語化)のためのCollabNet社内リリースです。 1.3i.0 での新機能は 下記2.0.0 のセクションにてアスタリスク (*)でマークされています。
2.0.0

*国際化(多言語化)

  • フル国際化のためにマルチバイトのチャラクタセットに対応致しました。 SourceCast 上のツールは各国でのコラボレーションを可能にします。但し、インターネットの標準仕様(URLネーミング)の制約により下記の情報は英語のみとなります。
    • プロジェクト名
    • ユーザ名
  • 検索機能は2.0.0ではマルチバイト対応になっていません。将来のアップデートにて対応予定です。
  • ソースコードツリーを表示する ViewCVS はマルチバイトのファイル名には対応していません。
  • 正規表現はマルチバイト対応していません。

Java コンポーネントのネイティブスレッドの使用

  • パフォーマンスを大きく向上します。

*トムキャットのサーブレットエンジン

  • SourceCast 環境での3rdパーティツールの利用をより簡単にします。

* CVSWeb ViewCVS に変更

  • ViewCVS (コミット時の注釈等)の高付加価値機能を提供します。

新ツール−ディスカッションフォーラム

  • スレッド毎でのディスカッションはプロジェクトメンバがトピックスを議論するのに非常に有効です。ディスカッションの履歴は自動的にアーカイブされ、トピック、作者、日付やテキストで検索することができます。
  • 新規のディスカッションアイテムはマイスタートページに表示されます。

IssueZilla でのユーザのルックアップ表示・選択

  • IssueZilla で新しい課題を作成するとき、別表示されるルックアップ画面でユーザを割り当てることができます。ルックアップ画面で表示・選択できるのは‘担当者’、‘CC’と‘品質管理担当の連絡先’です。

IssueZilla 品質管理担当者の変更制約機能

  • IssueZilla で品質管理担当をユーザが変更できないように設定することが可能です。品質管理担当は課題が割り当てられたコンポーネント毎に設定します。

課題のバージョン番号の全コンポーネントへの対応

  • 課題が作成する場合、発見されたバージョン番号は登録されているすべてのコンポーネントに対応します。コンポーネント毎にバージョン番号を設定する必要はありません。

*課題のプロジェクト間でのコピー

  • あるプロジェクトの課題を別プロジェクトにコピーすることができます。以前のバージョンではコピーする相手のプロジェクトにコピーすべき課題の全ての情報を再入力する必要がありました。この機能は古い課題を別プロジェクトにコピーし、クローズすることによって課題の管理を容易にすることができます。

*プロジェクト毎での email 通知の制約

  • IssueZillaで各プロジェクト毎にサマリ情報とURLのみを送信することができます。この機能はセキュリティの観点からemailを多用しないサイトに有効です。

*IssueZilla コンフィグレーションパラメータ

  • IssueZilla のコンフィグレーションパラメータの設定は‘高度オプション設定画面’で集中管理するようになりました。これはプロジェクトオーナーが課題をハイレベルにかつフレキシブルに管理することが目的です。

*自分の課題

  • カスタマイズされた課題のクエリー方法はIssueZillaの‘自分の課題’をクリックすることによって容易に参照することができます。

課題の新レポート機能

  • 以前のバージョンでは動作しなかった課題のレポート機能が新しくなりました。ユーザが表の縦・横データを選択することによってフレキシブルに課題の数や番号を表示することができます。

クエリーで検索結果が無い場合の処理

  • クエリー検索の結果、何もマッチする課題が無い場合課題検索画面に戻ることでユーザが即座に検索条件を変更、再検索することができます。

課題コメント履歴の表示順序

  • 一つの課題を表示するときにコメントの履歴を‘新しい順’、‘古い順’を選択して表示することが可能となります。

プロジェクト/サブプロジェクトのナビゲーションリンク

  • プロジェクト/サブプロジェクトのリンクコマンドが常時、表示されます。ナビゲーションリンクを使ってプロジェクト/サブプロジェクトへの表示を素早く変更することができます。

プロジェクト組織の視覚化

  • プロジェクトページにサブプロジェクトとプロジェクトが同時に表示されます。サブプロジェクトは親プロジェクトの下にリストアップされるためにその関連を容易に参照することができます。

新プロジェクトの許可/不許可アクションのロギング

  • プロジェクトの許可・不許可のアクションがロギングされ、管理者によって参照することができます。

ドキュメントのロック(予約)

  • ファイルの共有で作者によるドキュメントファイルのロック(予約)が可能となります。プロジェクトオーナーは予約ファイルを含む全てのを編集することができます。

ドキュメントのコピー

  • ファイルの共有で同じプロジェクト上の同一または異なるフォルダにドキュメントファイルをコピーすることができます。

ユーザインターフェイスの改良

  • SourceCast 全般に関してのユーザインターフェイスや操作の改良が行われています。

アーカイブされたEmail の削除

  • メーリングリストに送られたSpamや必要でないメールメッセージをアーカイブから削除することができます。

404 error 表示のカスタマイズ

  • 管理者はプロジェクト毎にブラウザの404ページエラー表示をカスタマイズすることができます。

検索結果のページング

  • 検索結果を表示を見やすくするためにパージ番号が表示されます。

SourceCast バージョン番号の定義

CollabNet はメジャー・マイナー及びメンテナンスリリースを意味する下記のバージョン番号体系を定義しています。リリース番号はx.y.zの3つの数字で表されます。例えばリリースバージョン1.3.2SourceCast 1.3.2 となります。

最新バージョン, 2.0.1 2.x.x シリーズのメンテナンスリリースとなります。

サポートするクライアントツール

ブラウザ

SourceCast はほとんどのブラウザで利用できるように設計されていますが、視覚的に完全な形で表示可能なブラウザはW3C's Cascading Style Sheets technology (CSS-1, 1996) に準拠しているものです。

·         Mozilla 1.0 以降全ての派生したMozillaブラウザ、Netscape Communicator versions 6.0 以降、Galeon 及びその他のブラウザ

·         Microsoft Internet Explorer versions 5.0 以降

·         Konqueror versions 2.1 以降

·         Opera 5.0 以降

Note: Netscape 4.x シリーズはCSSを完全にサポートしていません。したがって上記のブラウザのようにCSSを完全な形で表示することができません。SourceCastNetscape 4.x で表示させた場合、他ブラウザより単純な表示となる場合があります。またNetscape 4.x CSS機能はJavascriptに依存していますので、ブラウザ側でJavascriptをディセーブルにしている場合、表示されない場合があります。

また下記の完成していないまたは評価中のブラウザではCSSをディセーブルしていない場合に、SourceCastが正常に表示されない場合があります。

·         iCab

·         OmniWeb

サポートしているCVSのクライントツール

SourceCast 2.0.1 は次のCVSクライアントをサポートしています。

Windows Platforms

GNU WinCVS 1.2

Macintosh GNU MacCVS 3.1

SourceCast 2.0.1での拡張機能

次の拡張機能がSourceCast 2.0.1に追加されています。

機能

メリット

管理画面

ロ−ル管理で‘コア’ロールを表示することによって管理を容易にします。またプロジェクトグループを追加するときに、‘-group’というような識別子をつけることによって管理し易くするインストラクションの記述を追加しています。さらに管理画面で全てのツールに適応する一つのタイムゾーンを設定することができます。

国際化

中国語をサポートしました。翻訳の修正を容易にするために言語リソースバンドルファイルのプロセスをSourceCastのリリースサイクルから分離しています。

課題追跡

課題追跡の操作を改善しました。SSL暗号を用いたプロジェクト間での課題のコピーが可能となりました。ユーザ名を入力するときに、簡単に選択できるようにユーザ名リストのルックアップ画面が表示されます。

メーリングリスト

メーリングリストのコンポーネントを改善しました。メーリングリストのユーザ追加・削除のアクションを管理者へ通知します。またりすとはアルファベット順にソーティングされます。

UI

“Powered by CollabNet” アイコンをクリックすることで最新のCollabNetの種々の情報やイベント情報を参照することができます。

システム

以前のバージョンに比べてソースコードをチェックイン/アウトするためのインストラクションが充実しました。

 

SourceCast 2.0.1での変更及び対策

次の問題が SourceCast 2.0.1 で対応されています。

内部機能

CVS モジュール

ディスカッションフォーラム

ファイルの共有

課題追跡

IssueZilla

メーリングリスト

ニュース

プロジェクト

システム

ユーザインターフェイス

 

対応中の既知の問題

下記の問題は現在対応中で、SourceCast  2.0.1で発生する可能性があります。

CVS モジュール

ディスカッションフォーラム

課題追跡

メーリングリスト

システム